ものがたり(旧)

atsushieno.hatenablog.com に続く

何となくDTLLまわりで疲れる議論が始まりそうなヨカーンである。真面目な話、コストの高さに壁を感じて、実装も途中から進めていないし。XmlSchemaDatatype.Parse()のboxing/unboxingですら好ましくないのに、invalidである可能性の低くないdata要素ブランチについて、property毎にstringインスタンスを生成するコストやXPathNavigatorを生成するコストをかけられない気がする。とまあ、そんな根本的な話を書いて投げてみたのだけど(と言っても.NET APIの実装の詳細は書いてもしょうがないので書いてないけど)、それってもはやDTLLを根本的な部分から否定しているような気もする。

いい加減この辺は週末にかかえる作業としては面倒になってきた。

OSC2005fallに遊びに行ってきたよ

何だこのフリゎ。

ふだんOSSコミュニティとゆーものには縁がないというか特に関わっているものが無いのだけど、それらがいかにして成り立っているかは興味がある。
とりあえず一番気を引いたのは怪しげな気筒状のもので音楽を演奏していた人で、最初はコレはテルミンの親戚かと思ったのだけど、実体はフツーのMIDIコントローラで、楽器自体は他の人が作ったもので設計は公開されていなくて、オープンソースとは実は何の関係もないというオチだった。あとMonaFormsアプリとかフツーに動いていてすげーと思った。横でplan9の人が、こっちはwebブラウジングも出来るんだぞと笑っていた。

OOoミーティング。眺めるだけのつもりだったのだけど、めっさ全員参加型で焦った。どんくらい焦ったかというと、ボストンのGNOME meetingで参加者全員に感想を求められて「いやーあの英語勉強しに来たようなもんですんで…」とお茶を濁した時の次くらい。まだUNOの情報少ないんですって。CLI-UNOなんて、可知さんに「いやー、やってる人いないと思います」とあっさり言われちゃったよ。そう言われると俄然興味が湧いてくるものです。つーかOOoプログラマブルインターフェースってそれなりに重要なものじゃん?と思うのだけど、やっぱり大勢はレガシーアプリケーションとしてのMS Officeマクロの移植性がprimary concernなんだろうな。

OOoはかな〜り成功しているコミュニティだと思っているので、ここの人にはいろいろ話を聞いたんだけど、あれでもまだ彼らはOOoの認知度は低いと思っているみたい。OOoほど認知度が高いプロジェクトと言ったら、僕はもうLinuxとかグニュウツールとかApacheとかしか思いつかないょ。そして、敷居が高いと言われるんですって。あと、協力してくれる人がもっと必要なんですと。ってそれはどこでも言われるだろうなー。しかしコードを読んでバグフィックスするレベルでも十分な助けになるはずだし、プログラマーでなくても、翻訳とかサンプル作成とか(OOoならテンプレートとか)で簡単に協力できるし、あるいは全く違う方向で、あれが動かねーこれが動かねーといった情報だけでも、あるとだいぶ違うわけだし*1。機能的な重大な不満が、本家にフィードバックしてみたら1日で直っちゃったとか、そういう話もあったので、気づいたらどこぞに投げてみるべきだと思う。