ものがたり(旧)

atsushieno.hatenablog.com に続く

XPathNavigatorって死滅しちゃうの?

MSのXMLチームの人がそんな事を言っているほらみなさい。って、XmlReaderじゃなくてXmlDocumentだけど。

実際、XmlDocumentに対するMicrosoft開発者の態度は、何か裏があるんじゃないかと思えるくらい、意味もなくネガティブなものだった*1。これは、W3C標準に対してあえて喧嘩を売っているようにしか、僕には見えなかったし、きっとそうだったんだろうと思っている。ともあれ、彼らは正しい道に戻ろうとしているわけだ。

いや、僕はそれでもAlpan Desaiの説明はおかしいと思っている。Oleg Tkachenkoらが狂騒的に*2主張してきた「XPathNavigatorの設計の方が優れている!!!!!!」は、特にツリー実装を隠蔽している部分については正しい。問題は、XPathNavigatorをeditableにしよう、という万能ナイフ設計が持ち込まれた時点で、XmlDocumentを超えるパフォーマンスなんてものが簡単に実現できなくなった、ということにある。XPathNavigatorを死滅させるというのはあまりセンスの良いアイディアではないように思うが、いかがなものだろうか。

そんなことよりXMLトランザクション(懐かしw)を実現させるべく、System.Xml.XPath.XPathEditableDocumentとか作って、いっそ新機能追加しちゃいましょうよ。もうSystem.Xml 2.0の新機能はあらかた実装したし、もうMSもそんなに新機能の追加なんて出来ないだろうから、XQueryに走るか(実はあんまやりたくない。だってblackholeとか言われてるんだよ最近じゃ…)、XSLTコンパイラに走るか(これもあんまり…)、全然関係ないタスクを片付けようか、決めかねているところなのですよ。

*1:これは今でも続いていて、たとえばXmlDataDocumentはXmlDocumentから派生する「悪い例」としてmsdnに載っていたりする。XmlDocumentが「そのように」設計されていたにもかかわらず、だ。

*2:いやだって本当に必死に見えたんだもの