もうvaporwareの話はしない、か…
http://slashdot.jp/developers/07/06/06/0138259.shtml
今になって振り返ってみると、MiguelのLonghorn Changesはそら恐ろしいまでの洞察を見せている。*1
2004年9月当時、WPF/E = Silverlightはまだ存在していなかったが、これは軽量版のAvalon V2と見ることができる。階層構造は簡素化した。たとえば、Canvasの継承関係はPanel->FrameworkElement->UIElement->Visual->DependencyObjectのみになった。WPFとSilverlightはEJB 2.0とEJB 3.0みたいな関係なのかもしれない。無駄に複雑だったCLRのセキュリティモデルはSilverlightでは大きく簡素化された。
.NET 3.0に対する一連の批判的な発言から、Miguelと彼ら.NET 3.0開発者の関係は寒々としたものになっていった。一方で、現在.NET開発を主導しているScottGuやSilverlightチームとは仲が良いようだ。
僕は基本的にwinformsに対して否定的な考えをもっている/いたので*2、この頃のMiguelの文章は素直には受け容れられないのだけど、それでも訳して紹介する価値があって良かったというべきだろう。