ものがたり(旧)

atsushieno.hatenablog.com に続く

SoC report 前夜一夜

さて、実は今年のSummer of Codeの話はほとんど書いていなかったのだけど、実は明日まででmid-term evaluationという切り捨て作業があるので、それが終わってから残っているものについてだけ書こうかなと思っている。今年は僕は3人も学生をかかえているはずなのだけど、レポートも上げてコードもチェックインしているのは1人だけだ。WebHttpBindingをやることになっている1人は、奥さんが学校に行くからどうのこうのと言って消えていって、これはもう切り捨てるしかないかなと思っている。JSonXmlWriter/Reader辺りはもう僕がやってしまおう*1。最後のSystem.Messagingをやることになっている1人は面倒で、実装は着々と出来てるというレポートを毎週送ってきていて、本当に作業していそうな雰囲気なのだけど、3週間前に「チェックインする」と書いてから全くチェックインしていない。これは去年中間評価を通過して2000USDもらってトンズラしたWebPartsの学生と、客観的には全く一緒のパターンになっている。現状、これでは切り捨てざるを得ない。もったいない気もちょっとするのだけど。

SoCを3年間mentor側の立場で眺めていて思うのは、学生ってのはけっこう俺様ルールで動くんだなということ。初年度の学生は、最終締め切り(最初は中間評価システムが存在しなかった)の前日に、いきなりほとんど何も出来てないコードが送りつけてきて、もうどうしようもなくて落とした。これはSoCに限った話ではないけど、進捗がはかばかしくないこと自体は大した問題ではなくて、それを早めに報告して最終目標を柔軟に変更できるように動いて、何とかゴールと言えるラインに持って行けることが重要なのだ。

実のところゴールに辿り着けるかどうかもそれほど重要ではないかもしれない。去年MonoTorrentのアプリケーションを開発するはずだったAlanは、それ自体はもうほとんど何も出来ずに終わってしまったのだけど、SoCの終わった頃からどんどん参加するようになってきて、今年はうちのチームでmentorをやっていたりする。いやまあ、4000USDが入るか入らないかっていう違いは、フツーに考えたら大きいか…

*1:実は自分でやっつけてしまいたかった物件であるw