ものがたり(旧)

atsushieno.hatenablog.com に続く

Canonical XML 1.1

今まで全然知らなかったんだけど、そんなものが出ていたのね。
http://www.w3.org/TR/2008/PR-xml-c14n11-20080129/

大昔に僕が気付いたxml:idとのc14nの相性問題を解決しているそうで。他にもxml:baseの相対URLついての問題も解決しているようだ。その辺はKnown Issues With Canonical XML 1.0とかいう文書でまとめていたみたい。

懸案のXML名前空間に属する属性の処理については、 "Attributes in the XML namespace other than xml:base, xml:id, xml:lang, and xml:space MUST be processed as ordinary attributes." となっていて、今後XML名前空間にどんな属性が追加されたとしても、同じような問題をかかえることはなくなるということになる。

ちなみに、xml:idのMLらしいところで言及されていたことに気付いた。そう言われても、XML関係のMLには居ないからなあ…昔は単に国外のMLは読んでいなかったし、今は別にXMLに特別な関心も無いし。問題はxml:idではなくc14nにあるわけだから、W3Cに報告したところで後の祭りだったわけで。

いずれにせよ、c14nを実装している人たちには*1、是非ともCanonical XML 1.0互換性は無視して1.1の動作を実装してもらいたいなあと思う。1.0互換の処理に合理的なものは何もないと僕は確信している。

*1:ってよく考えたら他人事じゃないよな