Mono on PDC 2008 video
MiguelがPDCで行ったMonoのセッションが↓で公開されている。
http://mschnlnine.vo.llnwd.net/d1/pdc08/WMV-HQ/PC54.wmv
追記: 追加リンク。情報提供してくれたishisakaさん/NyaRuRuさんthanksです:
- channel9: http://channel9.msdn.com/pdc2008/PC54/
- プレゼンテーション: http://mschnlnine.vo.llnwd.net/d1/pdc08/PPTX/PC54.pptx
- MP4動画: http://mschnlnine.vo.llnwd.net/d1/pdc08/MP4/PC54.mp4
これはすごい。Mono 2.0はPDCに近い時期にリリースしたわけだけど、Mono 2.0の話なんかほとんどしていない。このセッションの話題を列挙するとこんな感じ:
- Mono.CSharp.dll: Compiler Service (CSharpEvaluator), gsharpを使った動的なGtk#プログラミング, 画像やプロットを展開する動的プログラミング
- Monolinker: カタログを使用してアセンブリのpublic APIを修正するツール(Mono.CSharp.dllやSilverlight用アセンブリの生成に使用)
- Mono.Attach.VirtualMachineAPI: 実行中のmonoプロセスに外部からアタッチ。gsharpからアタッチしてプロパティ値をウォッチしメソッドを実行するデモ
- Unity3Dのデモ: ゲームテストプレイ中にオブジェクトをC#スクリプトで操作
- Mono.Simd: Mono.Simdを使ったコードがx86アセンブリ命令に展開されるまでを紹介。mono --optimize=-simd で48秒、 mono --optimize=simd で1.6秒のサンプルをデモ
- AOT: 現状(99% AOTed), Unity3DがiPhoneで動作するデモ
- Q&A
会場で予定していた部屋は満席になって、別の部屋をオープンしたらそっちも満席になって、最終的に3つの部屋を使って行われたそうで、えらい人気だ。その内容も、単なる.NET互換機能の側面なんてほとんどすっ飛ばして、C# 5.0で予定されていると言われているCompiler Serviceとか、SIMDサポートとか、とにかく.NETを先取りしている部分を重点的に紹介するという、実にPDCに相応しい内容になっている。CLR FuturesのセッションではこのSIMDサポートの話を受けてCLRチームに質問が寄せられたが、Microsoftでは今のところno planだそうだ。
面白いのでぜひ見てみて下さい。