ものがたり(旧)

atsushieno.hatenablog.com に続く

XPathDocument being reverted

ようやくMicrosoftがXmlDocumentの開発市場における重要性を認識してくれて、僕は嬉しい*1

実際、XPathDocumentにはXmlDocumentには無い各種の欠点が含まれているし、buggyなコードを書きたいのでなければ、XmlDocumentの方が、ちょっとした間違いで、いつの間にか同じインスタンスでも違う位置に移動しちゃったりするXPathDocumentよりも、はるかに直感的なコーディングやデバッグが行えると思う(XSLTデバッグとか、けっこう面倒ですよ〜。DOMのデバッグの方がずっと簡単)。そりゃあ、実装を提供する方は、インスタンスが中に隠れていた方が作りやすいけど。

というわけで、7月にざっくり作り上げた.NET 2.0のXPathDocumentは、ほとんど意味のない存在になってしまいました。いや、僕はそれでもMSの変更は大きな改善だと思っている。って、まだ具体的なAPIはなんも見てないのだけど。…あ、XQuery実装は新しいXPathNavigatorにめっちゃ依存していた:(

XQueryは意外と進んでいる。昨日は初めてノード(PathExpr)が使えるようになって、今日は'/'(StepExpr)が使えるようになったので、foo/@barみたいな式がもう使える。axis iteratorの一部がおかしいのを直して、さらに比較演算子と+-*/が実装できれば、XPath 1.0程度には動作してくれるんじゃなかろうか。真面目に、monoでXQueryが動作するようになる日も遠くないかもしれない。

最近mono hackerの上澄みの一部はXULで何やらやろうとしているらしい。↑なわけで、ちょっと他のこともやってみようかなあと思って、僕も最近たまたまXULとかを眺めていたりしたけど、#monoのログを見ていて、他の人も何か話しているのを見て、ちょっと驚いた。そう、XFormsControlなんかよりXULControlの方が面白そうなのだ…って、サーバサイドでやる意味あるのか? あと、XULだけでなくXPCOMまわりも読まないとなあ。