messaging services and mono
oka326 blogにdbusの話が出ていたので、この辺のことを少々。
まず、dbusについては比較的最近の記事がdWにある。dbus自体は単なるメッセージングバスサービスであって、これ自身はmessage queueを実装しているわけではないし、GObjectに密結合しているわけでもない(はず)。
Monoでは、MSMQやCOM+の入り口に当たるSystem.MessagingやSystem.EnterpriseServicesのような、Windows固有のサービスに依存するようなコンポーネントは、提供する予定がない。一方ではVB.NETやWindows Formsを提供しようというのだけど。System.Messagingなんか真面目なニーズがないというのが現状だ(あるならビジネスの相談をしてもらえればXimianに回しますよー)。
LonghornにはIndigoと呼ばれる機能があって(cutされなければ、だけど)、System.MessageBusというのがそれを実装している。この後ろにMSMQがあったり、.NET Remotingがあったり、SOAP実装(Microsoft方言で言うところのXML Web サービス)があったり、COM+があったりする(らしい。詳しくはよく知らないけど)。
Indigoは、リリースされればmonoでも提供されるであろう機能のひとつだ。ただ、Indigoって他のコンポーネントに比べると完全に沈黙を保っているわけで…どうしちゃったんでしょう。
どうでもいいけど、message busって言われるとまだまともに聞こえるけど、エンタープライズサービスバスなんて言われるととたんにbuzzwordのヨカーンになるのは何でだろう。エンタープライズサービスってのが悪いのか。.NETでもSystem.ComPlusとかしておけば良かったのにね。
この手の話題としては、開発者の関心は、どちらかといえばAppleやGoogleが力を入れているデスクトップ検索の方に向いている気がする。それがBeagleだったりするわけですが。