おれもおれも

Webに公開されているW3C XML Schemaスキーマのうち2/3には 文法エラーがあり、何の役にも立たないというのは非常に実感があります。monoのXmlSchemaまわりのバグレポートのほぼ全てが「.NETでは通過する」って書いているんだけど、調べたらほとんどが.NETのバグです。実際にはXSDが通らないというレポートはごく稀で、ほとんどがWSDLです。Webサービスをいじってる連中なんて、実際には自分の書いているものが何なのか分かっていないんです。

wsdl.exeもxsd.exeもエラー箇所をちゃんと教えてくれるのだから、ちょっとでもスキーマを眺めて、問題の箇所の定義がXML Schema仕様に反していないか、XML Schema仕様を読んで確認すれば分かることだと思うんですが、このテの人たちはその辺のキホンがなっとらんです。あなたたちのバグを調べるべき人はあなたたち自身です。何十分も何時間もかけてあの膨大な仕様を確認すべきなのは僕じゃないんだよ。

いや別になってなくてもいいんですけど、そういう人たちが他の人には偉そうに「ちゃんとドキュメントを読めよ」とか説教しているとしたら笑えます。というかそれ以前にこれはXML Schemaの問題でしょう。仕様の解読にかかるコストや自称プロフェッショナルの虚名が剥がされてしまうコストを生ぜしめる言語を、嫌いになる人が少なくないのは、人間として理解できます。