プロトコルを開示せよと言われたので、ソースを出したら、氏ねと言われた
もう何週間も前にosnewsとかでも語られてた今さらな話だけど。
もともとの是正命令の目的は、プロトコルの非開示によって優越的地位の濫用を是正することであって、プロトコルを公知の状態にすること自体ではない*1。これを、拘束条件付取引の機会を与えて解決しようというのは、明らかに不適切である。独占禁止法の命令というのは、手段のために存在しているのではない。単なる怠慢などではないであろう。素人がやってるわけじゃあるまいし。
そもそもソースコード開示の妥当性についてはEU当局がMicrosoft社に警告していたんであって、別にFSS独特の発想じゃないし。FSFの陰謀説ごくろーさん。
GNUライセンスでも起こりうる問題である、という点は同意の余地があるかな。現実に法律上の争訟になっているのなら特に。
*1:そもそも公知と呼びうるかという話もある