ものがたり(旧)

atsushieno.hatenablog.com に続く

some Mono updates

今週はいろいろ新しいネタが出てきているようです。

  • r66299: Martinが別ブランチでやっていたanonymous methodの根本的な再設計コードがtrunkにマージされて、何件ものバグが修正されました。僕が投げたやつも2つほど。
  • gmcsとmcsの統合: ↑以前からMartinとRajaが進めているコードの統一。これらが統合されると、mcsで直っているものがgmcsでは直っていない、みたいなことが少なくなるわけです。ためしにdiff -u -x ChangeLog -x cs-parser.cs -x .svn -x y.output mcs gmcsで比較してみたら、generic.cs, cs-parser.jay, cs-tokenizer.cs だけしか違うファイルが無くなっていてびっくり。
  • 2.0のConsoleまわりが直ったので、たぶん今のMonoではあいあんぱいそんパッチは不要かと思われます。
  • バージョン番号: .NETでも似たような話があった気がしますが、1.2というにはだいぶ大きな変更だから、2.0にしようか、でも.NET 2.0と勘違いする香具師が出てくるから1.5にしようか、とか、そんな話が出ています。そんなわけで、1.2にはならないかも。
  • これは僕が提案したことでもあるのですが、Mono 1.2(?)が出たら、しばらくの間は大規模な変更はtrunkでは行われないことになります。たぶん来年の初頭まで。
  • winformsにテストが無えとかいう例のSDtimesのノイズ記事を見て、Chrisがxneeとかいうツールを使ってテストを作る方法を考え出しているようです。彼はAtlasの時もJSUnitを作ったり、System.Configurationのstandalone testも作ったりしています。もっとも…問題の中心はテストを作るのがどれだけ簡単になるかというところにあって、それは解決されていないような気もする。前回も書いた通り、sykeはフレームワークが無いからテストを書かないのではなくて、単に面倒くさがりだからやっていないわけですし(Miguelや僕が彼に失望しているのは、問題を指摘したという所には無いのです)。
  • ちなみに先月末からwinformsのリーダーはChrisになっていて、bugzilla cleanupもtask assignmentも全部彼が仕切っています。Peterはもう居ません。バグはかなり減っているようです。