二階建て制度で現在とほぼ変わらない業務が期待されるSARAH
この前のエイプリールフールネタ*1へのブクマコメントで、ロージナ茶会からSARAHにもという声が見られたわけですが(w、SARAHには将来的には冗談でなくブレーンが1人くらい必要になるかもしれません。(もちろんJASRACも同様です。)
事前徴収を前提とする現在の補償金運用は、著作権法よりも二階建て制度における商業コンテンツ層に適合的なものです。二階建て制度が始まった後、SARAHはその組織構成はほぼそのままに、業務を主として二階建て制度の内容に切り替えることになるでしょう。
芸術作品に対する補償金はなおも必要となるでしょうが*2、事前徴収というスタイルで徴収された補償金の分配対象は商業コンテンツとし、芸術作品に対する補償金はその性格に鑑みれば、日常的に必要とされることではなく、事後徴収が相応しいとするのが、制度的に筋の通った考え方です。
もちろん、二階建て制度の運用開始以前に、事前徴収運用の正当性に改善が見られず制度そのものが廃止されるなんてことになれば、話は別ですけど。