ものがたり(旧)

atsushieno.hatenablog.com に続く

業界団体CCIA、MLBやDreamWorksが「著作権を不当に主張」と申し立て

申し立てでは、メディアおよびスポーツ関連組織が「不正かつ脅迫的な陳述を通じて自らの権利を不当に主張し」、「消費者を組織的に欺いてきた」事業慣行を明らかにしたいとしている。

タイトルには著作権と書いてあるが、もちろんこれは独占禁止法の領域で行われている主張である。こういう不正著作権表示問題は、どんどん指摘して改善させていってもらいたいと思う。

他にも、例えば訴訟をちらつかせる行為は刑法上の強要罪・脅迫罪の構成要件を満足しうる。以前にも書いたが、これは当事者の社会的立場によって決定するものである(僕が日記のエントリに「月夜ばかりではないよ」と書いてもまず脅迫罪にはならないが、指定暴力団員が口にすれば状況によっては十分に脅迫罪になる、とされる)。同様に、自らのものでもない著作権を大量に保持している者は、その発言についてきわめて重大な責任を負う立場にあるはずである。