ものがたり(旧)

atsushieno.hatenablog.com に続く

RSS 2.0 vs. Atom 1.0(今さら)

Syndication APIを埋め始めて5日目くらい経って、350件くらいあったTODOが75件くらいまで減った。たぶんAtom 1.0の出力が出来てRSS 2.0とAtom 1.0の出力が出来れば終わりだと思う。WCF的には他のネームスペースも埋める必要があるんだろうけど、それじゃWCF poisonedな仕事をしてることになってしまうので、それは避けたい。

で、今さらのようにRSS 2.0とAtom 1.0の何が違うのか眺めていた(全く興味のない分野だったので何も知らないわけである)。多分この辺が日本人には読みやすい。どう見ても2005年くらいまでの話題だ。これで僕もWeb 0.6くらいにはなったかな。

slashdot.orgの記事なんかを見ると、まるでMicrosft-RSS陣営 vs. Google-Atom陣営だ、みたいに書かれていて楽しい。僕が観察した感じでは、むしろHarvard(Dave Winer)がガチに仕様の権利を主張したので、Stanfordな連中(GoogleとかLessigとか)がオープンなもので置き換えるのを支持しているんだろうなと思う。

追記: その後RSS 2.0はCCで公開されている。念のため。

Atom 1.0は2005年に出来たばかりで、同じ2005年にIE7でサポートしていなかったのは、それほど不思議でもない*1IE7は結局2006年にリリースされて、Atom 1.0もサポートするようになった。

Syndication APIは、基本的にニュートラルな作りになっているように見える。実用的な意味があるかどうかは不明だが、RSS 2.0にない要素(contributorとか)はSerializeExtensionsAsAtomプロパティ次第でAtom 1.0の名前空間でextension扱いしていたりして。RSS 1.0以前はシラネーヨの世界なので、比較的すっきりしている。

まあ、Syndication APIを使ったアプリケーションが見当たらないので、RSS 2.0とAtom 1.0を統一的に扱うのがRSS.NETやAtom.NETより良いかどうかは分からない。

*1:XML Schema実装なんかは.NET 1.0にねじ込んで失敗していたことを考えると、「力を入れていなかった」ことは確かだ