ものがたり(旧)

atsushieno.hatenablog.com に続く

HJ文庫の翻訳作品の本当の(二次的)著作者は誰だ

ついでに比較的どうでもいいネタ。

Hobby Japanからとてつもなく昔のゲームブックが再発されるらしい。具体的はSteve JacksonのHouse of HellとIan LivingstoneのDeathtrap Dungeonである。(↓の辺りで特に詳しく書かれている)

だが…
http://www.hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup0901g.php

(HJサイトより)

えええぇぇ!? 昔のファイティング・ファンタジーと全然違わね??www (昔の画像は↑の各ページを参照)

てかね、内容も何か違うんですよ:

ごく普通の女子高生マキが、嵐の一夜を過ごすことになった館。そこは悪夢のような住人たちが待ち受ける地獄のような館だった! 一生忘れられない、一夜のサバイバルが今、始まる。

マキの運命を決めるのは、君の選択だ!

ちょww女子高生www

しかし著者欄には「著/スティーブ・ジャクソン」としか書かれていないから、昔のFighting Fantasyを知らない人が見たら、きっとSteve Jacksonはそういう人だと思われるよコレは。もちろん原作はウン十年も前のものだし、そんな設定にはなっていないのです。翻訳としてもこれは無いわあ。シドニィ・シェルダン超訳もビックリ。

まあ、古来、日本語訳はこちらの文化に合わせて行われてきたという話はあるわけですが…僕が最初に読んだエラリィ・クイーンのXだかYだかの悲劇では、冒頭から「戦国時代に帰ってきたようだ」というセリフが見られて、ここは日本かよ!と思ったこともありますよ。寄生獣が米訳されれば、ミギーはLeftyになるし田宮良子もタマラ・ロックフォードになりますよ。しかし、つうことは、今のニポンの文化の文脈でこの作品を翻訳するとこういうことになるの?w

とりあえず僕は遊んだことのない作品なので単純に大笑いしたのだけど、ある種の思い入れのあるおっさんがホイホイされそうで心配でございます。