ものがたり(旧)

atsushieno.hatenablog.com に続く

MIAU勉強会「インターネット標準(RFC)から見た新常用漢字表の矛盾」

遅まきながら明後日おこなわれるMIAUの勉強会の紹介をちらっとだけ書きます。
http://miau.jp/1245391676.phtml

今回は文字コードRFCその他の技術標準を対象にした、みゃうとしては異色のトピックです。本当は先にmonoのUnicode正規化まわりのバグをいくつかやっつけて、.NET実装の出来の悪さをdisりつつその延長で紹介しようと思っていたんだけど、バグフィックスが追いつかなかったというのはおいといて。文字コードまわりでは最先端を行っている小形さんが講師です。中の人特権で参加者名簿を見たりしているのですが、ちらほらと詳しい人の名前が見えたりしてウヒヒと思っているというのは秘密です。

個人的には絵文字の方がいろいろと興味のあるところなのですが(NFKD/NFKCの互換文字をどうするとかどの辺の文字を照合順序で同一とみなすかとか)、勉強会自体はそういうトピックでもないですし、既にたいへん細かい記事があるので、それを全部ふまえて話を聞けるところまではいかないかもしんない。Unicodeって麻雀牌とかチェスの駒とか入っていたりするし、甲骨文字の話までしていたりするカオスな標準なんだけど、絵文字ってやっぱりなんか特にflamatoryなんでしょうかね。

というわけで、今回の話題は(絵文字とは全然関係なくて)常用漢字です。常用漢字をめぐる複数の標準がどう整合していないとか、どう整合すればベターなのか、同じような議論がUnicodeISO/IEC 10646などとの間で問題になっていったりしないか、といった話になると思います。対象が漢字マニヤの集団ではなくみゃうなので、入り口的なところから整理していただけるのではないかと思います。

ともあれ、.NET/WindowsUnicodeまわりの悪口ならたくさん出てくるわたしも参加します。皆さんもそこはかとなく興味が涌いてきましたら是非おいでくださいませ。まだいっぱいまで埋まっているということはなさそうです。