AIRやWPFはウェブにとって不健全
http://japan.cnet.com/interview/media/story/0,2000055959,20351166-2,00.htm
shaverは正しい。普通に誰もが見られるWeb環境で出来ることを、あえてAirやSilverlight/Moonlightに先祖返りしようとする連中を僕らが助ける必要はない。AirやJavaFXやSilverlight/Moonlightは、プロプラエタリなデスクトップアプリから、正しい技術標準/FLOSSに移住する手段として活用すべきものだ。
追記: これについていろいろと 否定的な意見が見られるが、shaverはRIAが有害だなんてひとことも言ってない。その技術がプロプラエタリであることを憂えているのである。shaverはAjaxに否定的だったことはないし*1、Microsoftがinfocardをfirefoxからでも使えるようにしたいって言ってきた時に、協力的に対応していた1人でもある(というか、その関係で僕も知り合ったわけだし)。
ちなみに、ApolloやWPF/Eについては、僕も先週の彼のkeynote sessionの時にちょっと気になったのだけど、どうせ訊いたところでmozillaじゃコントロール出来んしなあ、とか考えている間に質問タイムが流れてしまった。僕の考えでは、mozillaがその辺の代替技術を後出しで開発したところで、先行者に追いつく期待はあまり高くないだろうと思っている(だからAirやSLに「対抗して」XULRunnerに注力しろなんてのは夢物語に聞こえる*2。) それに、そんなのはmozillaがやらなければならないことには思えないし、そんなリソースがあるとも考えにくい。
この辺は、(冒頭の部分も含めて)ちょっと書くかどうか迷ったところではあるのだけど、現状とりあえず書いておくべきことだろうと思ったので書いておきたい。
*1:いや、正確に言えば、僕自身が知る限りでは、の話である。
*2:xulrunnerのクロスプラットフォーム性を高める活動が必要だという声はもちろん支持する。それはmozillaの本来の目的に沿っていると考える。