ものがたり(旧)

atsushieno.hatenablog.com に続く

日本人Summer of Code参加者が少ない理由は

http://journal.mycom.co.jp/news/2008/03/13/017/index.html

これは確か自分で思ったことではなくどこかで見た話だと思うのだけど、日本の学生さんの夏休みの期間と、欧米の夏休みの期間の違いも大きいのではないかと思う。

GSoCで開発に充てられる時間は6月〜8月だ。僕がこれまでmentorやってきた感じでは、アメリカやスペインの学生は、試験があるとしてもだいたい6月のうちに終わって、あとは9月から始まる新年度まで何もない。日本の大学生は、だいたい7月の中旬〜下旬に前期試験があるだろう。6月と8月は開発に充てられるかもしれないが、真っ二つに割れてしまう。

まあ、それ以前に言語の壁が大きいんだろうけど。ていうか、そもそもGSoCの存在が多分知られていないだろうね。今年はすらどにタレ込まれてもいないみたいだ。

さて、今年もMono projectはGSoCの対象になっているので、いろいろなプロジェクト案が登場している。こちらからプロジェクト例を挙げる時に.NET互換ライブラリをプロジェクト案として挙げるのはやめよう、という方針が功を奏したのか、いろいろ興味深いものが散見される(それでもgitプロトコル実装とかメディア再生フレームワークみたいな「例」にある程度集中してしまうのは悲しい話だけど)。いちばん多くの目を引いているのがLLVMバックエンドの実験だろうか。

今年は僕は最初の時点でほとんどタッチしていなくて、実際に面倒を見るようなプロジェクトもどうやら無さそうだ。あれ本当に真面目にやるとかなり大変なはずなんだよね。僕は毎度放任しすぎてけっこう失敗しているなと思っている。

今はまだプロジェクト選考の段階なので、最終発表が出たらまた別途書こうと思う。