ものがたり(旧)

atsushieno.hatenablog.com に続く

やっぱり、フィルタリングソフトウェアに対する規制が必要なのではないか

フィルタリングソフトウェアやサービスが、そのソフトウェアやサービスを運用する企業の政治思想に偏向して、対立する政治思想をフィルタリングしていたという話がある。フィルタリングという仕組みそのものに対する信頼を大きく損ねる事件だ。

http://blog.sakichan.org/ja/2008/08/08/filtering_as_culture_war

フィルタリングソフトウェアに対する規制が必要だという話は id:atsushieno:20080417:p4 でも書いたが、「法律による規制」は、現在成立している、内容に踏み込まない青少年ネット規制法の文脈に、おそらく適合しないので、内容に踏み込んでいる自主規制団体、たとえばEMAなどが、不適切なフィルタリングを行っているソフトウェア、サービス、DBについて、削除勧告を出し、従わない業者については除名する手続を設ける必要がある。また、法律がもし改製されて自主規制団体についてそのフィルタリング内容について言及するようになったら、不適切なフィルタリングを行っている業者への対応は法律上の義務としなければならないし、それを行わない団体は認定資格を取り消すようにする必要がある。

また、現在はフィルタリング内容が透過的でないソフトウェアやサービスが存在しているが、フィルタリング内容を隠蔽することで上記のような規制を潜脱することがないよう、ネットスターが行っているようなフィルタリング内容の公開は、上記と同様に、自主規制団体の内規あるいは法改正があれば法律において、義務化する必要がある。