ものがたり(旧)

atsushieno.hatenablog.com に続く

ボートマッチってクローズドソースでいいんだろうか?

いやあ、政権交代が必要だったっていう声が大きかったがゆえの結果で、それ自体は民意の反映であろうとはいえ、小選挙区制ってこわいですねというのが一番の感想です。郵政解散の時もそうでしたが。

最高裁判事の国民審査に関しては、まとめサイト的なところで半ば露骨に煽っていたこともあってか、一票の格差が一番大きな争点になっていたようですが、どちらかというと小選挙区制による死票の方が現代的な問題なのではないかなと思いました。とくに今回の選挙だと地域格差が結果に影響した感じでもないし、一票の格差は定数削減に合わせて是正できることではあると思うのです。特に最高裁の今後の動向を決める要素としては大きくないなと。(ちなみに涌井、那須判事を含めて4人ばかり不信任にしてきたんですが、やっぱり反映されなくて残念に思いました。)

まあ国民審査制度は形骸化していて、合憲だという判例も当の裁判所が出せてしまうくらいなので、裁判所の判断に関する規制は他の制度で手当てするしかないと思います。それが裁判員制度というと、それは違うだろうとは思いますが…

ところで、選挙前に読売のボートマッチと毎日のえらぼーと両方やってみたんですが、どっちも日本、公明がすげー近かったんですね。それで公明党に投票してきたんですけど、夫婦別姓とか取調べの透明化とかマッチする政策にたいへん重く比重を置いた民主がワースト2番目くらいに遠かったりして、それが大変興味深いというかへえって思ったんですね。

で今日になってふと気付いたわけですが、ボートマッチって実装がオープンになっていないといけないんじゃないでしょうか。わたしが@SankeiShakaibuだったら、どんな政策を選択しても自民党に傾斜するように実装します。えらぼーとはURLから個別利用者の選択内容が分かりそうなので、ある程度集計して推測できるのかもしれませんが。(関係ないか)

もちろん実装(と判断ロジックのデータセット)がひとつあればそれで解決っていう話ではなくて、政策選択をより適正に政党選択に反映できる(とみなす)実装が乱立することはいいことだと思いますが、オープンでないものは信用できないなあと思いました。